泥よけ/マッドガード mudguards/フェンダー fenders


泥よけは、下からの水はねを防ぐという大切な役割を持っています。日本は雨の多い国なので、有ると無いとでは大違いです。
濡れた路面から巻き上げられた水は、泥などを含んでいて汚れているので、上から降ってくる雨よりも始末が悪いと言えます。
「雨の日には走らないよ」という人でも、雨上がりで濡れた路面を走ることもあるし、やはり泥よけは付けておいた方が良いと思います。

機能面もさることながら、泥よけは自転車の見た目をかなり左右するものだと思います。
美しい泥よけは自転車を引き立たせますよ。


→ New World Tourist に取り付けた泥よけ
→ AM-GT に取り付けた泥よけ
→ マッドフラップ
→ 木製泥よけメーカーへのリンク



New World Tourist に取り付けた泥よけ

New World Tourist には様々な泥よけを取り付けてきました。

本所のアルミ泥よけ 購入したとき、たまたま店に本所製作所のアルミの泥よけが入荷していたので、それを付けてもらいました。
(当時は写真を撮ったりそれを保存したりすることをあまり真面目にしていなかったので、見やすい写真がありません)
こうして見ると長さも十分でなかなか良い泥よけだったと思います。
ただ、やはりこれを折り畳み自転車に取り付けるのは無理があると言うべきか、畳むたびに地面にぶつかります。
またその長さも災いして段差を上り下りするときに端っこをこすったりもしました。
当時は本所の泥よけが素晴らしいものだという知識がなかったので、扱いが粗雑だったと言うこともあります。
そんなこんなで割れてしまい、廃棄しました。

SKSの簡易泥よけ こちらは前に使っていたクロスバイク用のもの(前用)と SKS X-Blade(後用)。
SKSのものはワンタッチで着脱できるので輪行の際にはとても便利です。
ただし見ての通り、凄まじく格好悪い。700cクロスバイク用のものを取り付けているのでサイズ的にちぐはぐだから、というのもありますが。
バイクフライデーが、これを取り付けた途端にホームセンターで売られている一万円の自転車に見えてしまいます。

水はねを防ぐという性能に関しては「それなり」です。

バイクフライデー純正泥よけ バイクフライデー純正の泥よけを買いました。
赤矢印で示したところをボルトで固定します。固定箇所は前後それぞれ一カ所ずつ。
本体はプラスチック製でアルミの固定金具が付いています。
見た感じ、チャチな作りという印象を持ちました。これで8000円(アメリカでは60ドル)は高いなあ。

バイクフライデー純正泥よけ (画像クリックで拡大します)

自転車に取り付けるとこんな感じ。
泥よけ単体で見たときに「これを取り付けたらすごく格好悪くなりそうだな」と思ったのですが、タイヤに沿うような形なので、思ったほど格好悪くはない… ように思います。
赤矢印で示したところをボルトで、5mmの六角レンチで固定します。
前後それぞれボルト一本で固定されているため、着脱はラクです。

タイヤをカバーする面積としてはフルフェンダーとほぼ同じなので、機能としては合格です。

せっかく外しやすいんだから、本当は輪行の度に外すのが良いのでしょうが、実際には滅多に外しません。
かなり手荒に扱ったと思うのですが、壊れることはありませんでした。
ただ、Cycletech-IKDに立ち寄った際に、固定金具が壊れたものを修理しているのを見かけたので、壊れることもあるのでしょう。

Planet BIke製の泥よけ Planet Bike の泥よけを購入。
写真には入っていませんが、当然ステーとか金具の類も含まれていました。
ただ、ボルト固定金具が短すぎたので、ホームセンターで適当な金具を買ってきて継ぎ足しました。
あとステーは長すぎたので、自分で適切な長さに切る必要がありました。

タイヤのカバー具合は問題なし。しっかりと水を防いでくれます。
メーカーサイトでは「壊れにくい素材を使っているぜ♪」とのことなので、輪行の際に外さなくても良いのかもしれません。
私はこれを買ってすぐに、下に書く木製泥よけを買ってしまったので、丈夫さを試すほどには使わずじまいとなりました。
装着した状態の写真も撮っていないし。

木製の泥よけ ネットを色々と見ていたら、木製の泥よけを付けた自転車の写真を見かけました。
自分でもどうしても欲しくなってしまい、Woodys Custom Cycling Fendersより購入。

ここで作っている泥よけには Flat Fenders(平らな板を曲げただけのもの)と Compound Curve Fenders(プラスチックやアルミの泥よけと同じように、タイヤをすっぽりと覆う形状のもの)があります。
406サイズの泥よけではどちらの形でも作ってくれるとのことなので、Compund Curve型のものを注文しました。

こうして見るとアルミのものよりも曲がり具合はゆるいですね。
厚みもかなりあります。

木製の泥よけ この写真はマッドフラップを付ける前のものです。
ステーも長すぎるままですね。このあと切りました。

折り畳み自転車を意識した造りなのか、後用のものはかなり短めです。
(注文する際に頼めば、長めに作ってもらうことも可能かもしれません)
これを付けて雨の中を走る機会があったのですが、後のパニアバッグがかなり汚れてしまいました。
そこでマッドフラップを付けることにしました。

木製の泥よけ (画像クリックで拡大します)

泥よけの機能としてはマッドフラップが必要なのは後だけでしたが、後だけに付けるのも見た目のバランスが悪いような気がして、前にも付けました。
Compound Curve形状の泥よけとマッドフラップにより、泥よけとしての機能は文句なしです。
New World Touristに取り付ける泥よけはこれで決定かな、と思います。

ただ、木だから傷は付きやすいだろうし、高いものだから壊れたら悲しいので、輪行には気を遣います。
折り畳むときには外すとか、後に荷台を付けた状態で畳むとか、なんらかの手を考える必要があります。



AM-GT に取り付けた泥よけ


AM-GTとプラスチックの泥よけ AM-GT の泥よけはこれまではあまりいじりませんでした。

私が自転車を買ったときには黒いプラスチック製の泥よけが付いてきました。
今も付いてくるのかそれともオプション扱いなのか、よくわかりません。

専用品だけあって、タイヤへのフィットは良いです。水はねを防ぐ性能も問題なし。
12年ほどこれを付けたままで走ってきました。
故障や破損はほとんど無かったのですが、マッドフラップの下端が少し破れてきました。

AM-GTと木製の泥よけ (画像クリックで拡大します… あっしまった、ハンドルバーのキャップが外れている!)

純正泥よけに不満は全くなかったのでずっと使い続けてきたのですが、New World Tourist に取り付けた木製泥よけがとても気に入ったので、AM-GT にも購入しました。
17インチでは Compound Curve型のものは作っておらず、Flat型のみとのこと。仕方ないですね。

Flat型のものは水はねを防ぐ性能の点で劣るだろうと思ったので、あえて幅の広いもの(1 3/4インチ)を注文しました。
そしたら、この自転車はフォークとかブレーキとかのクリアランスが厳しくてぶつかってしまうので、あちこち削らなければなりませんでした。
木なので、ホームセンターで買ってきたヤスリで簡単に削れます。削ったあと、念のためニスを塗っておきました。

あえて幅広のものを買ったのですが、性能面では、やはりプラスチックのものに比べてやや劣ります。
でも見た目が良いから許そう。

こちらは純粋に見た目の理由からマッドフラップを追加。



マッドフラップ

帆布のマッドフラップ
米国 Rivendell Bicycle Works社より買った帆布のマッドフラップ。

ホームセンターで1970円で買ってきた電動ドリルで泥よけ本体に穴をあけて固定。
泥よけを作った Woodys Fendersに「マッドフラップを固定するために、泥よけ本体に使われているのと同じボルト・ナットを譲ってくれ」と頼んだら無料でいくつかくれたので、それを使いました。
帆布のマッドフラップ
Rivendell社のマッドフラップは色違いで2種類あります。
左はオリーブ、右は格子模様のグレー。

同社で扱っているバッグを作る際に出た、余りの布で作っています。
ツイード製のマッドフラップ
イギリスの Nigel Smythe社製、ウールのツイード生地のマッドフラップ。東京サンエスの扱いです。
おそらく Rivendell社が Nigel Smythe社に作らせたものだと思います。

こちらはホームセンターで買ってきた組ねじで固定。
組ねじ2種
マッドフラップを固定するのに使ったねじ。
左は泥よけ本体に金具等を固定するために使われているものと同じもの。
右はホームセンターで買ってきた組ねじ。

どちらも大まかな形はほぼ同じですが、右のものの方が少し細いです。普通のボルトになおして言えば、左のものはM6相当、右はM5相当という感じかな。(あくまでも大雑把な比較です。)
組ねじ2種
組ねじだけだと固定に不安があります。
きつく締め付けてもすぐに緩んでしまいそうな感じがします。
Woodys Fenders では接着剤みたいなもので緩まないようにしていました。

私はこれまたホームセンターで買ってきたゴムワッシャーを挟んでみました。
ボルトとナットでこれをムギュッと締め付けることによって緩みが押さえられているように思います。
また、衝撃を少しは吸収して、割れを防いでくれるのではないかという思惑もあります。

ゴムだから経年劣化で脆くなってしまうかもしれません。定期的に交換する方が良いかもしれませんね。
安いから良いけど。



木製泥よけメーカーへのリンク

私が買おうと思ってネットを物色しているときに見つけたサイトです。私が見つけなかっただけで、これ以外にもメーカーはあるかもしれません。

Woodys Custom Cycling Fenders
私の泥よけはどちらもここから買いました。
サイトを見ていただければわかりますがとてもたくさんのパターンがあって、どれにしようか迷ってしまいます。また、頼めば、サイトに載っている以外のパターンでも作ってくれます。
先方は日本語ができないので英語でやりとりする必要がありますが。
私が買った時点では、日本への送料は33米ドルでした。支払は PayPalとなります。

Sykes Wooden Bicycle Fenders
ここでは何も買っていないので、仕上げの善し悪しとか送料とか、何もわかりません。
Flat型で150米ドルなので上の Woodysよりは高いですね。

Anderson Wood Fenders / Creative Openings
こちらも詳しいことは何もわかりません。
サイトでは99ドルからと書いてありますが、別のサイトでは295ドルで売っていたので、実売価格はかなり高いと思います。
ただ、写真で見る限りは、かなり丁寧な造りのようです。



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